奄美遠征③ 0818
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さあ、前日、60upのオニヒラアジを手にしたポイントまで向かう。
さすがに南西諸島、日が昇るのは遅い。
まだ東の空が白み始めたばかりの暗闇の中、僕は前日ロウニンアジをゲットした水門に陣取る。
暗いが、まれにボイルが発生する音が聞こえてくる。
この日は、水門からの流れ、その脇に魚が待ち構えていると想像し、そのコースを中心に攻めてみることに。
この日も選んだルアーはジンペン、トップウォーターだ。
しばらく投げていると、ふいにルアーの後ろに波紋が出る。
チェイスだ、と身構える次の瞬間、ルアーがひったくられる。
しっかりフッキングした。ヒラアジ特有の強い引きは何度味わっても良いものだ。
ポンピングして寄せる。テトラに向かって走る魚をいなし、浮かせネットイン。
頭部が大きく、立派なGTになりそうなロウニンアジ。
小さくとも、その風格は気品すら感じさせる。
丁重にリリースし、狙い続ける。
空も白み始め、ベイトの存在も目視できた。この日も小さなベイトだ。
ボイル近くを打つと、テトラ際、水深50㎝ほどのところで出た。
またしてもロウニンアジ。こちらは40㎝あるなしといったところだ。
ナンセンスな比較になってしまうが、このサイズのロウニンアジでも、70upのシーバスと同等の引きの強さを見せてくれ、とても楽しめる。
シーバスタックルをぶち曲げてくれる、好敵手だ。
いつか成長した彼ら、GTを釣ってみたいものだ。
この日はオニヒラアジの回遊がない様子で、明るくなっても、前日のような大規模なボイルは見られない。
水門付近でも気配がなくなったので、港内の様子を見に行く。
すると、港内の浅瀬でボイルが見えた。
先ほどのヒットでジンペンは再び割れてしまったので、代わりとなるレッドペッパーを送り出す。
このルアーは安価ながら、操作しやすい。ジンペンをひいきにしているが、このルアーをファーストチョイスにしても遜色ない釣果をあげてくれるのでは、と期待している。
魚に影を見せぬようかがんで近づき、キャスト。
1ダイブ目で派手に出た。浅いのでよく引く。
引きは強くとも重量はない。一息に抜き上げる。
なんと、レッドペッパーを丸呑み。居る魚は活性が高いようだ。
フックを外し、リリース。
持ち帰り、行きつけの居酒屋で調理してもらおうと思っていたが、最終日のフライトが遅れることが決まり、1日予定を前倒し帰ろうと考えていたので魚はリリースしてしまった。
結局この日の便は満席となってしまい、当初の予定で釣りを楽しむことに。
奄美出身のフォロワさんが帰省中ということで、しばし釣りを楽しんだ。
わざわざ遠くまで来ていただいて感謝だ。
前日のメッキポイントでメッキを数釣りしたが、それ以外の場所では日が高くなっていたこともあり渋く、炎天下に人間もダウン。
短い間ではあったが、楽しめた。次はオオクチユゴイ釣りに同行させていただきたい!
豚角煮を堪能し、昼寝。
朝マズメ①!
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
今日は昨日から打って変わって渋々
ため池からの排水口、流れてくるベイトを待ち構えるロウニンアジ×2!!
どちらも40ちょうどくらい
どっちもジンペン pic.twitter.com/b2jwaxjkFu
朝マズメ②
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
港内でボイルしてるぞ!
ジンペン割れたのでレッドペッパーで😎😎
これも同サイズ
奄美出身のフォロワさんが合流したけど一足遅かった…残念でした pic.twitter.com/1S2r66H0w5
うまい、うますぎる
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
虹の始まり見ました pic.twitter.com/QWtraZ1TCC
サイズもそこそこのものが多く、楽しませてもらった。
ヤミハタちゃんかわいい pic.twitter.com/bXnhYfszAU
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
この後西進しカスミアジを狙うものの、思ったような反応は得られず。結局夕マズメにロウニンアジが回ってくるポイントへ。
春に来た際はイナッコの群れが入り、それを追い回すロウニンアジの子供やGTまで姿を見せた。
今回はイナッコの気配がなく、朝マズメに別の場所で見た小さなベイトが確認できたのみ。
期待できないな、と気落ちしていると、突如として沖合150mほどでナブラが発生。
そのスケールたるや、筆舌に尽くしがたく、とにかく圧倒された。
イメージとしては、ソウダガツオの大規模なナブラ。その大きさや迫力を10~20倍にしたようなイメージ。明らかにマグロのそれだった。
まさか湾内でマグロのナブラに出会うとは思ってもいなかった。
圧倒されすぎて時すでに遅し、撮影を始めたときには沈んでしまった。
湾内でマグロナブラ立ってて草
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
圧倒され過ぎて動画間に合わなかった pic.twitter.com/nTtwhPb4sy
あらためて奄美のポテンシャルを感じた一幕だった。
手前で時折ボイルが起きるが、何を投げてもヒットせず。
目を凝らすと見えたのは、サバの仲間、グルクマだった。
ルアーへの反応がめっぽう悪く、食わないのもうなづける。
このポイントは夏はいまいちなのだろうか、また来てみたい。
この日は夜の部はなし。お祭りにどこか浮ついた港街で、父親と二人盃を交わす。
こういう夜も、また良いものだ。