とある2年目の釣り備忘録

ホーム千葉→愛知。ソルトルアーメインで、ライトゲーム・シーバスをやります。たまに遠征記

奄美 ルアー釣行③ 0321

爆風の3日目

生憎の天気となった3日目は果たしてどうなるのか?

 

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同行したダイスケ氏のブログはこちら

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さあ、前日夕マズメ、確かに魚は入っていた。

 

というわけで、期待のできるそのポイントに朝マズメを託すことにした。

 

が、横から吹く強風と、ベイトっ気のなさにより、すぐにこのポイントを見切ることに。

 

このポイントはやはり夕マズメのポイントなのであろうか、こういう情報の積み重ねが遠征では役に立つ。

 

 

次のポイントの目星もついていないので、ヒラアジが入ることがあるという湾奥の港に向かうことに。

 

この港は水深があり、魚のストックが期待できる。

 

トップにでる雰囲気ではないため、メタルジグを遠投し探る。

 

ボトムを取り、スローに引いてくる。その後にリアクションバイトを狙い、早巻き

 

これを足元まで繰り返し、最後の早巻きで、50cmはあろうかというカスミアジがチェイスしてきた。

 

 あまり期待していなかったため、思わずウオっと声が出てしまった。

 

色々なルアーを試すが、食ってこない。

 

万策尽きたか、と思ったところで、秘策、マイクロワインドを思いついた。

 

ヒラアジが釣れることは前回遠征で実証済みだ。

 

早速尺ヘッド3gにマナティー38をセット。

 

ボトムまで落とし、4-5回ダートし、テンションフォール。

 

と、船の間で探っているとどこからともなく70cmを越えるであろうカスミアジが現れ、食った。

 

その青く美しいヒレに見惚れていると、ドラグが大きな音を立て糸を吐き出す。

 

ディアルーナが大きくしなり、ファーストランで一気に走られた。

 

ロープの下から沖に向かい走ってしまったので、慌ててティップを水中に突っ込み、ロープに糸が擦れるのを防ぐ。

 

ここではファイトなどできないので、ロッドをロープの下にくぐらせらオープンな場所に出す。

 

この間にもドラグは間を空けずに鳴り続ける。

 

ようやく魚は止まった。すでに自分の手が震えているのが感じ取れる。

 

オープンな場所といっても、船と船の間、10mほどの場所。

 

時間を掛けるわけにはいかないと、やや強引にリフトにかかる。

 

ポンピングするときに感じる重量感が、魚の大きさを物語る。

 

2回目のリフトにかかったとき、テンションが抜けた。ラインブレイクだ。

 

意気消沈、糸を巻き取るとメインラインから切れていた。

 

恐らくファーストランでロープに擦れていたのだろう。

 

気づけば、手も脚も震えていた。悔しさがこみ上げるが、リーダーを結び直し気持ちを落ち着かせる。

 

同様にマイクロワインドで探ることにした。

 

いいアタリを出し、それなりに引いたがすぐに上がってきたのはホウセキキントキ。

 

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 30cmほどであろうか、初日のナイトアジングで釣り上げたものよりかなり大きい。 

この一匹を皮切りに、連発。

 

 

3匹釣り、アタリが出なくなったので隣の隙間に移動。

 

またボトムまで落とし、シャクリ上げながらフォールで見せると食ってきた。

 

ホウセキキントキかと思ったが、竿は絞り込まれ糸も引き出された。

 

またしてもロープに巻かれる危険性があるためティップを突っ込む。

 

カスミアジか、と思ったが見えたのは扁平形の銀色の魚体。

 

ロウニンアジにも見えたが、背ビレと腹ビレが長い、イトヒキアジか?

 

外房の漁港で群れをなし悠々泳ぐ幼魚は見たことがあるが、この大きさになるとは。

 

タモ入れしてもらい、ランディング。

 

タモ枠と同じくらいの大きさは50cmほどか。

 

釣り上げた興奮で、大きさを測らずリリースしてしまった。

 

あるいは、持ち帰る選択肢もあったのだが。

 

ここまで長かったが、種類こそ違えど、目標としていたサイズに近いヒラアジが出たことに安堵。

 

ダイスケ氏にも反応があったようだが、獲りきれず。初ガーラはお預けとなった。

 

 

 

反応もなくなったので、一気に西へ車を走らせ、12月にカスミアジが釣れたサーフへ。

 

ここは風を遮るものがないため、もろに爆風を受けることになる。

 

ウネリも入り、磯に一段降りると波しぶきを全身に浴びた。

 

さすがに危ないので隣接する港を探ることにした。

 

キビナゴ?のような小さなベイトが群れているのは見えるが、それを追うフィッシュイーターは留守のようだ。

 

居れば勝負が早いのが南国の陸っぱりだと思っているので、今日は魚は入っていないのだろう。

 

ダイスケ氏はここの雰囲気を気に入ったらしい。奄美はフィールドが表情豊かで、釣れなくても釣りをしているだけで気持ちいいのが素晴らしい。

 

 

良い時間になったので、夕マズメロウニンアジポイントへ赴く。

 

到着すると、今日はベイトの気配はあまり感じられない。

 

強風で水面は波立っており、もしかしたら一つ下の層に潜んでいるのかもしれない。

 

トップウォーターを投げながら、僕は奥へ、奥へと進む。

 

ワンドと岬が交互に訪れるポイントの、岬の先端付近にベイトの群れが確認できた。

 

何かに追われているようだ。

 

急いで駆けつけ、ベイトがボラっぽいこと、そして強風下でも遠投の利くことからジンペンをセット。

 

ベイトの近くを通していると…出た。

 

次の誘いで乗った。かなりの重量感だ。

 

良型ヒラアジが来たと思い、かなり遠くで釣りをしていたダイスケ氏を走らせる。

 

すると上がってきたのは、なんと

 

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ダツ。スレ掛かりだったので、あの重量感だったのだ。

 

息を切らすダイスケ氏との間に気まずい空気が流れる。

 

ごめん、と謝り、気を取り直しジンペンをキャストし続ける。

 

ベイトの塊はあちこち移動する。それに合わせ自分も移動し投げていく。

 

かなり暗くなってきて、もはやルアーのアクションなど見えやしない。

 

それが幸いしたのか、いきなりガツンとヒット。

 

見えないことで早合わせせずに済んだようで、手元にはしっかりとフッキングしている感触。

 

今度は、どうだ。かなり鋭い引きを見せるこの魚は、ダツでは無さそうだ。

 

このポイントは陸から20m位のところにブレイクが存在し、そこで切られるのが怖い。

 

中々手前で掛けたので、イチかバチかドラグを締め込み、パワーファイトに掛かる。

 

カメラは回しておらず、しかし、電源を入れる余裕もなかった。

 

シャローまで寄せたところで、なんとか電源を入れる。

 

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かなりの引きで楽しませてくれたのは、やはりロウニンアジだった。

 

今度は、姿を確認してからダイスケ氏を呼び、走らせた。

 

40cm弱のこのサイズでも、シーバスタックルで相手をするにはかなり楽しい。

 

40cmでも殊の外小さく見えたため、前回遠征で釣ったカスミアジなどは45cm程のあったかな、と感じた。

 

ともあれ、トップウォーターで出したこの一本は嬉しい。

 

ここで、暗くなり野犬が怖いので帰ることに。

 

このロウニンアジは、今日魚を持ち込み料理してもらう居酒屋に追加で持ち込むことにした。

 

―タックル―
ロッド:シマノ ディアルーナS806ML
リール:17アルテグラ C3000HG
ライン:よつあみ(YGK) フロンティアX8 ショア1号
ヒットルアー:
 尺ヘッドD 3g+マナティー38
 ロンジン ジンペン

 

 

美味しく頂き、強風が吹き荒れるので夜の部はなし。