0602 福井アジング
日本海側という選択肢もあるんだ、という土曜日。
さあ、今週は夜勤だったので、土曜朝まで仕事、のち睡眠。
昼過ぎに起き、釣りに行きたいなあ、とスマホをいじくる。
予定では知多にマゴチを狙いに行くはずだったが、バイク釣行でキープするのが難しいのであきらめようという皮算用にて選択肢から外す。
釣具店の釣果情報を見ていると、福井の文字が目に入る。
そういえば、日本海側も行けるんだな...と、いつも通りのサーチ力を駆使し、アジングが成立するのでは、と一路福井へ向かうことに。
若狭湾、昨年秋にサゴシを狙いに行ったくらいで、他の釣り物の状況は全くわからないが、目星をつけたポイントへ向かう。
秘かなテーマは「サーフアジング」。だったが、結論から言うとノーバイト。
しかし、あのシャローまで入ってくるアジは相当やる気がある群れなので、いれば勝負は早いな、と感じた。
ランガンしながら、スピーディに探っていけば可能性は大いにありそう。
サーフアジングは次回に持ち越すことに。
目を付けていた港を回ると、夜光虫が大量発生。雰囲気は良くない。
極小アジらしき影は見えるが、ヒットに持ち込めず。いくつか岬を挟んだエリアに移動する。
規模の大きな港で、常夜灯もいくつも灯る。イカ釣り漁船などもあり、房総とは雰囲気が違う。
アジング始めて以来、ナイトアジングはあまり経験がないのでいささか不安だが、セオリー通り常夜灯を打っていくことに。
港内は水がよどみ、夜光虫が沸いているのでスルー。とてもじゃないが魚がいるとは思えず。
港の外側はシャローウィード帯で、メバルがいそうだが、攻められるか?
足元のスリットの入ったウィードに、クリアカラーのワームを落とし、ロッドの動きだけでリトリーブすると、速攻でヒット。
知多で釣る極小メバルとは違う重量感ある引きで上がったのは思惑通りのメバル。
この時点で僕の頭からアジの文字は消えた。
おそらく水深は50cmほどで、普通の人ならスルーするのではないかというポイント。
こういう場所での釣りは意外性と発見があり、楽しい。
内房の小海水浴場で、ムラソイを釣ったときのこと。
砂地に交じり、板状の岩礁も点在。
波打ち際、波が引いた時には水深10㎝にも満たないようなスリットに、まさかないよな、と送り込んだワームがひったくられた。
上がったのは30cmに近い抱卵個体。先入観を持たない大切さを教えてくれた。
話は戻り、これは行けるぞと、無謀にもキャスティングでも狙う。
海面にはウィードが顔を出すような状態で、根掛かり不可避なので、0.3gのJHで少しでも回避。
思惑通りにヒットするも、当然のように海藻に絡まる。
ダメもとで強めに引っ張ると、うまく抜けた。同サイズのメバルをゲット。
こういうとき、エステルの意外な強さを目の当たりにして驚く。
超シャローのため、入ってくる個体数が少ないのか、スレが早いのか、各常夜灯下で1匹引きずり出すのが精いっぱい。
水深のある方へ移動。
足元に群れるのはメバルのようだ。
あのでこの手で攻めるも、なかなか食ってこず。
一つ発見したのが、着水音に反応すること。
そこで、リッジに持ち替え、足元に落とす。
ピチャっと着水した瞬間にヒット。
これ、リッジじゃなくてもいいよねと思いながら抜き上げると、20㎝に届こうかという良いサイズ。
プラグで釣れました(震え声)
再現性0、エセプラッギングだ。
ジグ単に戻しリトリーブで誘うと
20㎝オーバー良型フグ。
まさか足元に群れるはこいつらか...萎えたので先ほどの場所へ。
シャローウィードの切れ目の向こうで、時折起きるライズ。明らかにメバルはいる、が届かないだろう。
比較的近くで起きる単発ライズにフルキャストでワームを送り込むとヒット。良型だ。
海藻に化けさせまい、とゴリ巻きすると、フックオフ。やってしまった。
上に見えるのがウィード帯。
中央部にテトラが入り、それと堤防の間は5mほど、水深はどこも1m未満。
普通の釣り人なら素通りするだろう、現に怪訝な顔で見られた。
僕は、探らずにはいられなかった。
海藻もないので、テトラ際をタイトに狙うか、堤防の明暗かな、と予想。
明暗をデッドスローで...ヒット。
予想的中、メバルが連発。サイズは15㎝ほどだが、楽しくてたまらない。
今度はテトラ際。
やたら跳ねるなと思ったら、正体はこいつ。
30㎝ほどだが、アジングタックル×エステルで相手するには十分すぎる。
二投連続でキタ。二匹目は40㎝は超えている。なんとか寄せ、抜き上げにかかる。
ロッドはほぼ真っすぐに、糸の力だけで抜き上げ...堤防にあげる直前でプツン。
その後も明暗を探ればメバルが連発。
いれぐい16-17
— イガ alias ガーラハンター (@igrs__official) June 2, 2018
シーバスも
40くらいの抜き上げようとしたらブチン pic.twitter.com/bqVdkuOGgB
この隙間を3往復し、堪能した。こういう思いもよらない場所での釣りは、またひときわ楽しいものだ。
結局夜の部で、メバル20、シーバス3、良型フグ2。
常連のようなおっちゃんに、近くの港でアジが釣れるとのことで、朝マズメはそちらへ向かうことに。
サビキ釣りの人がちらほら、ファミリーも多い。
2つとなりがサビキでアジを掛け、これは行けるぞとキャスト開始。
答えはすぐに出て、15㎝程のアジをゲット。
メバルもシーバスもよいが、アジの引きはたまらない。
2投連続で当たるも、ばらす。
確実に下手になっている。なんとかもう1匹追加したが、サビキ組も沈黙。
わずか5分ほどの出来事だった。
投げていると、良いアタリを出す。
正体は...
稚鮎遡上の時期だからだろうか、小さなワームに反応がいいのではないかと思った。
隣の兄ちゃんにタモをお借りし、キャッチ。
きれいなシーバスでおいしそうだったが、お礼にあげると喜んでくれた。
その後もヒット。またもアジではないデカい魚。
シーバスか、と思いランディングすると、まさかのマルタ(ウグイ?)
バチ抜けシーバス時に嫌というほどお世話になったこいつに、ここで出会うとは...
アジが釣れる気配もなくなり、疲労もピークに達していたので帰宅。
持ち帰りは0。