とある2年目の釣り備忘録

ホーム千葉→愛知。ソルトルアーメインで、ライトゲーム・シーバスをやります。たまに遠征記

奄美 ルアー釣行② 0320

2日目、まさかのオフショア

 

1日目と、今遠征の全体はこちら

 

tsurigasukidesu.hatenadiary.jp

 

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 さて、2時間の睡眠を経て起床。起きるとダイスケ氏はおらず、宿主がいた。

 

オジサンと呼べる年齢ではあるが、とてもノリが若くエネルギッシュな方で、海が大好きな様子。

 

その方曰く、3日目、4日目は風が強く釣りができないかもしれないので、今日船を出してあげるのでオフショアを楽しもう、と。

 

冗談かと思ったが本気のようで、大変大変ありがたいことにタダで沖に出れることとなった。

 

この宿は本当にお勧めです。が、お勧め過ぎて誰にも教えたくなくなるという、商売下手な人が良すぎる宿主さんだった。

 

早速ダイスケを呼び戻し、装備を整える。

 

リーフのシャローでライトゲーム、そして沖に出てジギングも考えているというが、僕らの手持ちはせいぜいが30gのジグ。

 

若干の不安を抱きつつも、いざ行かん。始めての本格的なオフショアフィッシングとなる。

 

まずは奄美本島のリーフを打つが、なかなか反応がない。

 

ダイスケ氏は嬉しいカンモンハタをゲット。

 

どうにも反応が薄く、船中に微妙な雰囲気が流れるので、一転、一気に南下し、外洋に出る。

 

ウルトラライトオフショアジギング

 

奄美本島の南に位置する加計呂麻島のさらに南側を目指す。

 

湾内の静かな海から一転、風も強まり、うねりが船を揺らす。

 

途中、いかにもGTがでそうな根の周りをトップウォーターで誘ったりするが、反応はない。

 

岩に打ち付けるうねりの大きさに恐怖すら覚える。

 

そこから沖合に出、水深40mほどの場所でジギングをすることに。

 

太平洋の速い潮流によって、30gのジグでは到底ボトムが取れず、アタリすらないじかんが続く。

 

いよいよ陸に帰りたくなってきたころ、潮が緩む。

 

ラインは下に一直線に伸び、ジグの着底も明確に感じ取れるようになる、と同時にヒット。

 

下に潜る強い引きはハタだろうか、しかしばらしてしまった。

 

ダイスケ氏にもヒットし、上がってきたのはシガテラ毒で有名なバラハタ。

 

きれいな赤い魚体と美しいヒレは、南国の魚の特徴を押し込めたような魚体。

 

自分にもヒット。引きを楽しみつつ、慎重に上げると、こちらも良型のバラハタだった。

 

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嬉しいオフショアファーストフィッシュを釣り、勢いづく。

 

ダイスケ氏は、こちらも真っ赤だが非常に美味の、アカハタをゲット。

 

すぐに中層までしゃくりあげた自分のジグにもヒット。時折下に鋭く突っ込む引きで楽しませてくれたのは、アオチビキ。

 

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40㎝ほどだが、良い引きを見せてくれた。これが20㎏とかにもなるというのだから、ぜひその引きを味わってみたくなる。

 

この魚、去年食べた刺身があまりにおいしく、その味は忘れられないほど。

 

食べるのが楽しみと、持ち帰ることに。

 

オフショアでジギングをするには少々不格好な、ラテオ100MHとサステインに、PE2号。

 

もう少し深場を攻める。着底し、2しゃくり目でヒット、すぐに外れる。

 

すぐさまジグを送り込み、再び誘いをかけたところでヒット。

 

と同時に、締めたドラグがものすごい勢いで鳴り、ラテオもバットから大きくしなる。

 

とんでもない大物が来てしまった。これが奄美の油断できないところだ。

 

藤本さん(宿主兼船長)の指示により、ドラグを締める。

 

すると、竿先は水中に引きずり込まれ、体ごと海に落ちる恐怖を感じ、ドラグを緩めてしまった。

 

一気に走り出したその魚は、止まることなく根ズレし、ラインブレイク。

 

 

リーダーはズタズタになっていた。

 

見えない大物とのファイトに手も足も震え、興奮が収まらない。

 

このとき、オフショア沼に片足を突っ込んだ感触がした。

 

おそらく相手は10㎏にも満たないカンパチやハタであろう。

 

それでもあれほどの引きだというのだから、さらなる大物はどれほど引くのか。

 

想像しただけでワクワクしてしまう。

 

また潮がかわのように流れはじめ、着底しないうちに100mもラインが出されるようになり、いよいよジギングどころではなくなってきた。

 

そして、急激な天候の変化で、うねりは大きくなり、風も出てきた。

 

これはさらに荒れるとのことで、急いで内湾に戻ることに。

 

途中の船の揺れはすさまじく、怖くなったが、藤本さんにとっては朝飯前だったらしい。

 

加計呂麻の断崖に打ち付ける波によってできた洞窟に寄り道したり、自然にできた穴に打ち付ける波が鯨の潮吹きのようになる場所に寄り道したりと楽しんでいた。

 

 

 

リーフライトゲーム

 

加計呂麻の北部、リーフを打つことに。

 

ここで使うのはマイクロワインド。この仕掛けの強さは前回遠征で嫌というほど思い知らされた。

 

もちろん試すのは、尺ヘッドD3gに、マナティー38。

 

ダイスケ氏もマイクロワインドを試してみると、毎投アタリを出している。ハマったようだ。

 

 

オジサンや、カンモンハタの数釣りを楽しんだ。

 

ダイスケ氏は良型のヤガラやダツも掛け楽しんでいる。

 

一度着水と同時にヒットし、ラインブレイクした。ダツの仕業だろうと、切られたルアーの仇討ちだと意気込み、ラテオを持ち出し、なぜかダツが良く釣れるブルースコード120をセットして一投目。

 

すぐにアタり、さらにジャークで誘いをかけると、しっかりフッキング。

 

かなりの良型のようで、ドラグを出して走ったり、ジャンプして見せたりと大いに楽しませてくれる。

 

目視で1mほどのダツで、かなり厚みのある体をしていた。

 

なぜか敬遠されがちなダツだが、ルアーに素直に反応してくれるので個人的に好きなターゲットの一つだ。

 

 

奄美のきれいな海とリーフを存分に楽しんだので、15時には陸に上がった。

 

船長さん、本当にありがとうございました。

 

―タックル―
ロッド:ダイワ ラテオ100MH
リール:シマノ サステインC5000XG
ライン:シーガ― PEX8 2号
ヒットルアー:ブルースコード120

 

ロッド:テイルウォーク スラッシュボイル86UL
リール:シマノ 13ソアレBB C2000PGSS
ライン:よつあみ オードラゴン 0.6号
ヒットルアー:尺ヘッドD3g+マナティー38

 

夕マズメおかっぱり

 

さあ、一休みしたら、もちろん出撃だ。

 

前回遠征で打ったポイントを中心にランガン

 

まずは通称「ヤミハタの巣」へ向かう。前回遠征でヤミハタが入れ食いだったポイントだ。

 

「ヤミハタの巣」回はこちら

 

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リアス状に伸びる海岸線は、ワンドと岬を繰り返す。

 

トップを投げるも、魚の気配はない。

 

そこで、お決まりのマイクロワインドでヤミハタを狙うことに。

 

なかなか当たらないが、移動しながら打つと待望のアタリ。

 

ヒット直後の根に潜ろうとする引きはたまらない。

 

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同じ要領で、ヤミハタ4匹、トラギス1匹を追加。

 

20㎝を超える良型ヤミハタも連発した。

 

最後に、おそらくヒラアジの引きだろう、すぐにラインブレイクし、終了。

 

 

さらに移動し、夕マズメにヒラアジがシャローまで上がってくるポイントへ。

 

早速ベイトの気配が感じられ、ポッパーで誘う。

 

時折ベイトが逃げ惑う様子が見られ、期待はできる、と、ダイスケ氏のポッパーに出た。

 

残念ながら乗らなかったが、魚はいるようだ。

 

その後もポッピングで誘うが、反応は得られず。

 

 

最後のチャンスにかけるべく、ロウニンアジが回ってくるポイントへ。

 

こちらにも、ベイトが大挙して押し寄せている。当然ロウニンアジも入っているはずだ。

 

時折起きるボイルの近くにポッパーを通すが、中々反応しない。

 

遠くの岸近くでは、GTのものらしきすさまじいボイルが起きていた。

 

ベイトが逃げている。その先にポッパーを放り、誘う。背びれが見え、食うと確信した瞬間、アタる。

 

合わせ、瞬間走り出すが、すぐにフックアウトしてしまった。

 

トップで早合わせは禁物だ。

 

いよいよ暗くなってきて、周囲に街灯も何もないこのポイントは闇に包まれる。

 

野犬などが怖いので、そそくさと退散するのだった。

 

―タックル―

ロッド:テイルウォーク スラッシュボイル86UL
リール:シマノ 13ソアレBB C2000PGSS
ライン:よつあみ オードラゴン 0.6号
ヒットルアー:尺ヘッドD3g+マナティー38

 

―タックル―
ロッド:シマノ ディアルーナS806ML
リール:17アルテグラ C3000HG
ライン:よつあみ(YGK) フロンティアX8 ショア1号
ヒットルアー:DUEL シルバーポップ60