とある2年目の釣り備忘録

ホーム千葉→愛知。ソルトルアーメインで、ライトゲーム・シーバスをやります。たまに遠征記

奄美 ルアー釣行 3日目1217

 ガイド釣行2日目。相変わらずさえない天気だった。

 朝イチ

 
前日の予報ではまたしても強い北風が吹くとのこと。さらには雨もぱらつくバッドコンディション。
 
朝合流前に古仁屋の港の様子を見る。
 
悠々と泳ぐウミガメをみながら、ジグやミノーをキャスト。
 
キビナゴの群れに、ボイルが起これば、その正体はスマガツオというのが相場。
 
当然ジグやミノーには反応を示さない。終了。
 

 合流

合流し、この日も風裏を探しながら様子を見ていこうということに。
 
昨日とは違うポイントを探る。
 
ここは、湾になっているが、潮通しが良く、沖には養殖場がある。
 
かつて山本さんが勤めていたそうで、餌の時間になると、いけすからのおこぼれを狙いにGTが現れるという。
 
浅いポイントを探っていくと、父のポッパーに大きな捕食音が。
 
ミスバイトとなったが、チヌかヒラアジだろう。
 
その後はなかなか反応がなかったが、流れ込みが注ぐワンドでトップに出る。
 
なかなか乗らないので、ミノーに変えるとヒット。
 
ヒラアジよりは劣るが、良い引きをみせてくれたのは、バラクーダの子供。40㎝程。

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こちらも南洋系の魚で、嬉しい一匹だ。
 
さらに歩いて進んでいく。車を止めた場所から2㎞ほど歩いただろうか、沖合近くに養殖場が浮かぶ岬まで到達。
 
雰囲気は濃い。
 
ブイの近くをポッパーで誘うと、ヒット。
 
この強い引きは、ヒラアジだ。
 
ULタックルでのやり取りも余裕が出てきた。
 
きれいなカスミアジ。しかし抜き上げでまたもばれてしまった。
 
サイズは35㎝ほどだが、悔しくてたまらない。
 
思わず膝から崩れ落ちる。
 
やはり、養殖イケスの周りはベイトもフィッシュイーターもよく着いているらしい。
 
この後は反応がなかった。
 
 
車までの道のり、2kmほどを歩いて戻る。
 
だいぶ潮位が下がっているので、景色が違う。
 
先ほどバラクーダを釣ったポイントで、ブレイクの先にポッパーを送り込む。
 
すると、すぐにヒットし、30㎝程のオニヒラアジを手にすることができた。

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今度は慎重にやり取りし、無事浜にずり上げた。
 
先ほどのバラシを帳消しにする一本が出てくれた。
 

 ヤミハタの巣 へ

ポイントを移動し、前日にヤミハタを連発した一帯を打つことに。
 
相変わらずヤミハタはよく釣れる。
 
昨日打った先のポイントまでランガンする。
 
ヒラアジやチヌの反応を求めポッパーを投げるが、なかなか反応が得られない。
 
そこで、攻め方を変え、今年に入り身に着けたマイクロワインドという釣法を試してみることに。
 
3gの尺ヘッドDに、マナティー38をセット。
 
ワームが真っすぐになるように注意し、ズレ防止のため瞬間接着剤でジグヘッドと固定する。
 
ブレイクの先にワームを送り込む。
 
根掛かりしないよう、ボトムを取らずにしゃくる。
 
そして、テンションフォール。すぐに強いバイトがある。
 
すぐさま浮き上げようとするが、根に潜られてしまった。
 
いままでのヤミハタよりもサイズがいい。
 
その後も毎投アタリがある。良型のヤミハタを数匹追加。

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スプーンで掛ける魚よりも型がいいのはなぜだろうか。
 
フォールのスピードがスプーンより速いから?

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ともあれ、毎投反応があり、しかも良型が出るとなれば、続けない手はない。
 
ヤミハタとは別の引き。根に潜るというか、下へ突っ込む。
 
何だろうかと上げると、見たことのない魚。

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マングローブジャックか、と思い山本さんに聞いてみると、オキフエダイとのこと。
 
この大きさでもよく引き、さすがフエダイの仲間、と感じた。
 
マイクロワインドは、様々な魚種を引き付けてくれるので楽しい。
 
ここでは、トップならチヌ、ヒラアジ。スプーンやワームならハタ系。
 
だいたいそういう風に相場が決まっているので、渋い状況ではなかなか釣果に結びつかないこともあるが、マイクロワインドなら釣る魚を選ばないので、ヒットが多くなる。
 
掛けてからも、釣り上げるまでは何の魚かわからないので、ワクワクさせてくれる。
 
毎投のように掛かる良型ヤミハタ(もしかしたら違う魚かもしれない)に苦戦しつつ、車のほうまで戻る。
 
同じように探っていると、ハタのそれとは違う、足元まで抵抗しよく走る引き。

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何だろうと上げてみると、カスミアジだった。あれほどトップに出なかったヒラアジをも引き付けてしまうとは。
 
マイクロワインドの威力に感心しつつ、キャストを続ける。
 
またしても出る、カスミアジ。
 

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これにはガイドの山本さんも驚いていた。ぜひ、未知なるマイクロワインドのポテンシャルを本格的に探ってみてほしい。
 
ワンドのブレイクの先、またも強いアタリが出る。
 
トルクのある走りで、良型のヒラアジかと思ったが、そのシルエットを見て驚く。
 
なんと、大きなヤガラだった。
 
その細長い姿には似つかわしくないほど強い引きで楽しませてくれた。
 
 
 
スケールが曲がってしまっているが、1m近い良型。頭だけで30cm近い。
 
撮影に時間をかけてしまったが、しっかり蘇生して、リリース。
 
次回の遠征の際には、3~5gのライトワインドにフォーカスしてランガンするのも面白いだろう。
 
今回はULのアジングロッドにPE0.3号で、ラインブレイクが少し多かったのでタックルバランスの見直しもしたい。
 
ハリのあるライトゲーム用ロッドに、PE0.5号程度が最適か。
 

 ランガン

プチ爆を楽しんだ後は、ゴロタ場へ移動。
 
外洋に面したポイントなので、カスミやチヌを期待したが、濁りがきつく、うねりも入っていたため早々に見切りをつける。
 
 
前日カスミを釣った磯がらみのサーフに移動する。
 
爆風の中トップを投げると、バイトがあるが、感触からしてダツだろう。
 
カスミアジからの反応を得ることはかなわなかった。
 
 
さらに移動し、前日夕マズメを打ったポイントへ赴くも、無反応。
 

 ラストチャンス

ここで、前回遠征時ロウニンアジがプチ爆したポイントへ賭けることに。
 
辺りは暗くなり始めている。ラストチャンスが近づく。
 
冷たい空気の中立ち込み、ポッパーを投げ続ける。
 
係留した船の近くでは出なかった。
 
一人でさらに進んでいくと、大きな捕食音とともに水柱が上がる。が、乗らない。
 
魚はいる。さらに進み、もう一度出る。
 
からしてそこそこのサイズのようだ。
 
三度目の正直、ついに乗った。と同時に、きつめに締めたドラグがすさまじい音を立て鳴る。
 
わずか1秒ほどの出来事だった。ネズレする感覚とともに、ラインブレイク。
 
ライトタックルゆえ、何の抵抗もできなかった。
 
このタックルでカスミやオニヒラを獲ったが、比べ物にならない引きの正体は、おそらくそこそこの型のロウニンアジだろう。
 
悔しさでいっぱいだが、仕方ない。
 
相手はシーバスタックルでも苦労するほどの相手だ。
 
不意の大物も予期される奄美では、タックル選択の難しさがある。
 
大は小を兼ねるというが、あたりの多さではライトなタックルに軍配が上がる。
 
場所と状況に応じて、フレキシブルに最適なタックルを選ぶのも、釣りのうまさだろう。
 
次回までの課題である。
 
そのあと、ガイドの山本さんのポッパーに反応が。上がったのはやはりロウニンアジだった。
 
完全に日没になるまでペンシルを投げるが、ポッパーのスプラッシュによるアピールの効果は大きいらしく、その後の反応は一切なかった。
 
ここでのライトゲームは、5cm~7cmのポッパーが活躍する。
 
トップウォーター故ロストは少ないものの、ある程度の数を持ってくるべきだったと後悔。
 

 別れ

これにて2日間に渡るガイド山本さんとの釣行は終了。
 
的確なポイント選択により、大いに楽しませてもらった。
 
2年前より釣りがうまくなったねと褒められた。次はGTをやろう、とも。
 
ライトゲームからショアGTまで幅広い釣りをカバーする彼なら、どんな釣りの教えも乞うことができる。
 
社会人になった暁には、ショアGT遠征もしてみたいものだ。
 
山本さんにお礼を言い、またすぐに戻りますと伝え、別れる。
 
 
これにて、南部での釣りは終了、北部のホテルに移動し、最終日に備える。