20190111,0112 奄美 ルアー釣行 前半
冬の南国、南国の冬
お待たせしました。
昨年夏以来の奄美遠征。前回の楽しさが忘れられず、渋いとわかっているこの時期にあえて行くマゾヒズム。
昨年夏釣行はこちら↓
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タックル紹介
釣行記録に入る前に、今回使用したタックルを紹介したい。
①ライトゲームタックル
メインとなるゲームスタイルである一方、タックルが定まらずにいた。
前回まで使用していたのはメバルロッドにソアレBB C2000PGだが、この組み合わせだと、ハタの根に戻る挙動や、ヒラアジの突っ込みに対し 1)ロッドパワーが足りない 2)巻き取り量が小さい といったことが原因で主導権を握れないことが多く、ストレスだった。
そこで今回は、許容ルアーウェイトを含めた汎用性の高さとある程度のロッドパワーを求め、新たなロッドを購入。さらにリールも、小型番手ながらハイギヤのものを導入した。
ロッド:テイルウォーク SSD マイクロゲーマーS70UL
リール:ダイワ フリームスLT2500-XH
②ミドルタックル
リーフエッジ等で使うタックル。前回と大きな変更はない。
ロッド:ダイワ ラテオ100MH
ダイワ(DAIWA) シーバスロッド スピニング ラテオ 100MH・Q シーバス釣り 釣り竿
- 出版社/メーカー: ダイワ(DAIWA)
- 発売日: 2013/02/13
- メディア: スポーツ用品
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リール:シマノ サステイン C5000XG
以下2タックルは、結果的に出番が少なかったが念のため。
③アジングタックル
こちらも前回と同じ。
ロッド:テイルウォーク SSD AJI511/SL
テイルウォーク(tailwalk) ロッド SALTYSHAPE DASH AJI 511/SL
- 出版社/メーカー: テイルウォーク(tailwalk)
- メディア: スポーツ用品
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リール:シマノ ソアレci4 C2000SS
④ヘビータックル
夜の間、ぶっこみで大物を狙う算段で持参した。
ロッド:テイルウォーク マンビカVer.2 100XXH
リール:ダイワ キャタリナ6500H
と、2泊3日の釣行では持てあますこと請負の、計4タックル
結果的に、①→④の順番で、使用頻度が多かった。
0111 day1
冬が懐深くまで入り込み、毎朝ベッドから這い出るのが億劫になってきた。
愛知県では連日寒い日が続き、氷点下を下回る日もあった。そんな浮世から逃げる手段は、暖房をフルに稼働させた部屋で二度寝にいそしむか、南国に飛ぶか、くらいのものだろう。僕はもちろん、後者を選ぶ。というわけで、まだ夜明けすら顔を見せぬ朝5時にそそくさと車に乗り込み、中部国際空港へと向かった。
金曜の早朝ということで、当然車の姿は少なく、下道のみで30分強で到着。少しでも安い駐車場に止めるべく、見えているその場所を目指すも、空港特有の陸上のトラック状になった道路の無限ループにハマり、警察に目でもつけられやしないかとひやひやしながらどうにか車を止める。3日止め1800円で済むというのだからお得だ。
土地のない日本ではもはやおなじみの、埋立地からなる島の上にある空港は、強い風が吹き付け寒い。この寒さもターミナルまでの徒歩5分と思えば、自然と足取りは軽くなる。
明朝の空港、深夜の空港に漂う、どこか浮足立つ雰囲気を心地よく感じ、自分もその空気を作る一人なのだという事実に苦笑。
いつも外すかどうか迷うベルトを着けたまま挑んだ身体検査をパスし、出発口へ。
今回はバニラエアではなくスカイマークを初めて利用。直行便はなく、鹿児島空港での乗り継ぎとなる。
とりあえず鹿児島空港 pic.twitter.com/JwsuHJCCfW
— IGANEÉ (@igrs__official) January 10, 2019
煩わしい入国審査や、預け荷物が乗継便に乗るかといった不安に悩まされる国際線乗り継ぎと違い、電車の乗り換えのように手軽な乗り継ぎ。機材の準備が整い次第、同じゲートから乗車する。
さすがに起床が速く、知らぬうちに眠っていたようだ。着陸態勢に入る旨のアナウンスを聞きながら、窓の外を見ると、懐かしさすら覚える奄美の島が見えてきた。
奄美到着😁😁 pic.twitter.com/VQy1w9Gz6Y
— IGANEÉ (@igrs__official) January 11, 2019
過去、機内から見えた鯨を探したりもするが、今回はその姿を見ることは叶わなかった。
空港に降り立つと、暖房を効かせた部屋よりもあたたかな空気に包まれる。天気は快晴ではなかったが、南国に来たことを実感させてくれた。
急遽参戦となった父親は1時間遅れの便で到着するので、その時間を使い早速釣りをするも、不発。父親を回収し、潮も下げに向かうのでリーフエッジへ向かう。
広大な海を目の前にすると、無性に胸が苦しくなる。本能的に感じる恐怖だろうか。
ラテオにクイーンポップ130をセットし、リーフエッジの先に広がるオープンエリアにキャストする。各ワンドに1匹、担当者がいるのではというくらい素早い対応を見せてくれたのはダツ。「いもーれ」とでも言うかのようなジャンプで早速ルアーに襲い掛かるも、フッキングに至らず。嬉しいような寂しいような。
いつもなら次の1投にも躊躇なく食らいついてくる彼らも、この日は沈黙。嫌な予感がしつつも、他の魚の反応を求め、見渡す限りのリーフを縦横無尽。
結局、シンキングペンシルに一度、ダツではないアタリがあっただけで、どうも良い反応を得られぬまま宿のある南部へと移動することとなった。
時速40kmで走り続ける軽トラも、曲がる5m前でウインカーを出すコンパクトカーも、ここではそれすら愛しい。焦ってもしょうがないので、流れに身を任せ、南部へ。
夕マズメはヒラアジの実績があるワンドへ向かうことにした。
いまだ魚を手にできていない二人は、すでに目を血走らせ、思い思いのルアーを放る。
エサとなるボラが入っていると、高確率でヒラアジ、それもロウニンアジが入るポイントなのだが、ヒラアジはおろか、ボラの姿すらなく。なんとか魚の姿を見たい僕は、ボトムを探る。ジグパラ10g、グローカラーは、薄暗くなりつつあるこの時間でも威力を発揮する
心のどこかであてにしていた、ヤミハタ。波静かな内湾で、根があるような場所ではほぼ確実に釣れる。小ぶりながらも今遠征初の魚に嬉しさは隠せない。
同様に攻めると、再びヒットする。新たに導入した、マイクロゲーマーもいい塩梅だ。根に潜られる前に、水面に浮かすことができる。
結局2匹のみで終了した。風が吹き、雨もぱらつく。アジングとぶっこみで楽しもうと思っていた夜は、プランB、居酒屋へ変更だ。
テラダ貝や豚足など、この地特有の料理に酒は進む。今夜はぐっすり眠れそうだ。
0112 day2
初日の雪辱を果たすべく、前回の実績ポイントで朝マズメを迎える。
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と、道中、ものすごい降雨に襲われる。いかにも南国らしいスコールだ。
ライトで照らそうが、10m先がやっと見える状況で、何とかたどり着く。
嫌な予感は的中し、この湾に注ぐいくつかの川から、赤土を混ぜた大量の雨水が注ぎ、濁る。魚の気配も薄く、早々移動を決断したのであった。
前日の渋さから、開き直った二人は、これはいい機会とばかりに、新たなポイントを求めさまよう。
ようやく回復した天気に、南国らしい空と海がようやく顔を見せてくれた。
気持ちのいいロケーションとは裏腹に、魚の気配はない。外洋は風が強く吹き、釣れる気配が感じられない。低水温期のシャローはやはり厳しいのだろうか?
結局、釣りのしやすい内湾部へ戻る。とりあえず魚の姿を、と再びボトムワインドやスプーンでハタなどを狙う算段だ。前回やその前は、様々な魚がヒットしたが、やはりどうも反応が薄い。
日が照るタイミングではスプーンが有効だ。ヤミハタやエソをコンスタントに釣りながら、本命であるヒラアジの姿を求めるも、出会うことができない。
結局特段大きな成果をあげることなく夕マズメを迎え、昨日と同じポイントに賭ける。
またしても、一通り試すものの、ヒラアジからの反応は一切なく、ボトム狙いへと切り替えてしまう意志の弱さ。
そんな中、着底寸前のアタリをとると、明らかにこれまでと違う引き。
ヒットした瞬間からリーダーが根に当たる嫌な感触を手元に感じながら、潜られたら最後、と強引に寄せる。水面に顔を出させたらこっちのものだ。
上がったのは、25cmほどのヤミハタ。同種の中では大型の部類に入るのではないか。まずまずの魚に満足したものの、本命を釣り上げることのできない焦りが僕を襲った。
そんな焦りや不安は、酒で忘れてしまおう。宴の好きなしまんちゅを傍目に、もはや立場は変わり、社会人対社会人となった親子で語らうのも悪くはない。