とある2年目の釣り備忘録

ホーム千葉→愛知。ソルトルアーメインで、ライトゲーム・シーバスをやります。たまに遠征記

奄美で釣ろう! 釣り方紹介②「デイ ライトゲーム」

今回はデイのライトゲーム紹介

 

奄美での釣り方紹介編②!

 

昨年末の実際の遠征記については以下を

tsurigasukidesu.hatenadiary.jp

 

奄美での釣りの紹介については以下を参照されたい。

tsurigasukidesu.hatenadiary.jp

 

お題は「デイ ライトゲーム」

さて、第2回のお題は「デイ ライトゲーム」だ。

 

奄美最大の魅力を誇るゲームのひとつだ。

 

南国といえばライトゲーム。そのターゲットは制限がない。

 

ヒラアジ、チヌ、ハタをメインに、フエダイやカマスなども視野に入る。

 

ぜひデイゲームで南国情緒あふれる太陽と景色を存分に楽しみながらライトゲームにいそしんでみてはいかがだろうか。

 

もっとも、奄美は全国でも日照時間が少ない地域として知られているが。

 

夜はエギングやるもよし、アジングやるもよし。

 

アジングについてはこちら

tsurigasukidesu.hatenadiary.jp

 

タックル

タックルは、非常に悩ましい。

 

ランガンスタイルでは、複数タックルを持ち立ち込むのは厄介極まりないので、~10gくらいまでのルアーを背負える、汎用性の高いメバルロッドなどで挑むのがよい。

 

注意するのは、メバルロッドを使用する際にはバットの強いものを使うこと。

 

ハタなどの初期の突っ込みをある程度ゴリ巻きで交わし、ロッドで寄せるためだ。

 

タックルバランスを考えるのが難しく、非常に悩ましい。次回は、

 

ロッド:テイルウォーク スラッシュボイル86UL
リール:13ソアレBB C2000PGSS
ライン:YGK オードラゴン0.6号
 
を基本にしようと考えている。
 
飛距離などを考え、前回はPE0.4号を使用したが、不意の大物に切られる場面が複数回あり、1クラス強いものに変えてみる。
 
ワインドに相性のよさそうなシンキングタイプのPEラインを使用する予定。
 

釣り方

ライトゲーム、対象魚にも釣り方にも制限はない。

 

ミノー、シンペン、メタルジグやワームを使い、各々釣りを楽しんでもらえば、何かしらの釣果は上がるはず。

 

が、個人的に特におススメしたい釣り方がいくつかあるので紹介しよう。

 

トップウォーター

 

・マイクロワインド

 

トップウォーター

ライトゲームにおいても、静かな水面が突如として割れ、魚がバイトしてくるシーンは迫力満点だ。

 

狙える魚はある程度限られるので、特定の魚種を狙いたい人にもお勧めだ。

 

その主な対象となるのは、ヒラアジ(メッキ)やチヌ。

 

先の遠征でも、トップウォーターにヒットする場面が何回もあり視覚的にも楽しむことができた。

 

釣れた魚の一部を紹介しよう。

奄美ファーストフィッシュ、30㎝程のオニヒラアジ。

 

小さな流れ込みの先でヒット。

こちらも同サイズのオニヒラアジ。こちらも流れ込みの絡むワンドで出た。

 

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こちらはバラクーダ。釣れたのはミノーだが、この前に2度ポッパーに出た。

 

こういうときは、レンジを入れフォローしてやるとヒットすることが多い。

 

と、他にも水面を割って魚がヒットする場面は数多くあった。

 

12月の低水温期でもあれだけの反応なので、5~10月の盛期には、よりトップウォーターを楽しむことができるだろう。

 

タックルはライトゲーム用のロッドでよいが、不意の大物の可能性もあるのでバットの強いものが良いだろう。

 

おススメのルアーは、R.A.ポップなどのチヌ用ポッパー。

 

色はクリア基調で赤でポイントが入っているものが何となく反応が良い気がする。いろいろお試しあれ。

 

大きさは7㎝くらいまでのものが良い。

 

アクションは基本的にポッピング→ステイをテンポよく。

 

あるいは、ポッピングからドッグウォークを織り交ぜるのもよさそう。

 

というのも、最近勉強させてもらっている沖縄のアングラー梓さんが紹介していたから。

 

ポッパーってドッグウォークするんだ。

 

アクションのつけ方は以下の動画をご覧下さい。

 


リーフでトップチヌしたら想定外のデカいのが釣れた!【ルアー】【ミナミクロダイ】

 

 


リーフでトップチヌしたら想定外のデカいのが釣れた!【PART2】【ルアー】【ミナミクロダイ】

 

トップを割って出てくる魚は活性が高いので、反応がなければすぐに移動する、効率の良い釣りを展開できる。

 

余談だが、この梓さん、フィールドと魚の知識量がすごい。オールジャンルの釣りに精通している、今アツいアングラー。

 

ホームが沖縄ということもあり、フィールドの環境やポイント選択、ルアー選択や動かし方は参考になるので是非ご覧あれ。

 

・マイクロワインド

ライトゲームでのワインドの強さは、夏のショゴゲームで身をもって体感していた。

 

奄美で試したら面白いなと思い持ち込んでみたが、やはり正解だった。

 

トップウォーターが活性の高いチヌ、ヒラアジをメインで狙っていくのに対し、リアクションの釣りであるマイクロワインドでは、魚種を限らず、さらには低活性時にも口を使わせることが可能だ。

 

トップウォーターに反応がない場合でも、バイトを引き出すことができるのが強み。

 

さらにヒットしてから釣り上げるまで、何の魚が釣れたかわからないのも楽しみの一つだろう。

 

ヤミハタ。メタルジグやスプーンよりもいい反応を得られた。

 

フエダイの仲間、オキフエダイ

 

こんなデカヤガラだって、ワインドに魅了される。

 

トップで出ない状況のカスミも、イチコロ。

 

といった具合に、とにかく魚からの反応が桁違い。

 

ワインドに反応がない場合、その場所に魚はいないだろう、というくらいだ。

 

ハタゲームでは、メタルジグやスプーンを使うのが一般的だ。

 

そこでマイクロワインドを持ち出すと、毎投アタリが出た。

 

これには現地で長く釣りをするガイドさんも驚いていた。

 

ライトゲームは、リアクションでポンポン反応を拾っていくのも効率が良いかもしれない。

 

やり方は簡単、尺ヘッドD(コスパが良く、水切れもよいのでお勧め)3gに、マナティー38を真っすぐセット。

 

ここが肝要で、真っすぐ刺せないとダートの動きも、フォール時の動きも悪くなるので注意。

 

そして、アタリが多く、ワームがずれる場面が多く手返しが悪いので、JHとワームを瞬間接着剤で固定。

 

投げて、できればボトムを取る。が、根掛かりしそうな地形ではボトムを必ずしも取る必要はない。

 

そこから、ダートをさせるのだが、スラックをはじくようなイメージで。

 

テンションを掛けたまま竿をあおっても、ダートをしない。

 

ダートは、スラックがあることで生まれるからだ。

 

3~4回ダートさせ、テンションフォール。

 

たいていはフォール中にアタリがあるので、しっかりメンディングし、アタリを逃さないように注意する。

 

手前まで様子を見て追っている場合もあるので、根掛かりに注意しながら手前まで探るとよいだろう。

 

・それ以外の釣法

以上は僕が個人的にお勧めする釣り方で、当然他の釣り方も通用する。

 

・メタルジグ、スプーンでの釣り

 

 ~15gくらいのものを使う。根掛かりに注意。基本的なワンピッチジャークや、リフト&フォールなどで誘う。

 

・ミノーなどのプラグ

 

 ミノーではただ巻きに時折トゥイッチングを織り交ぜる。

 

 シンキングペンシルもフォールやトゥイッチングに反応が良いこともあるので試してみよう。

 

・ワーミング

 

 ~5gくらいのJHに、シャッド系のワームを着けレンジを刻むただ巻き・リフト&フォール。

 

 あるいは、クラブ系のワームでボトム付近を狙うとチヌやハタの反応も得られる。

 

など、様々な釣り方が試せるのが南国ライトゲームなのだ。

 

凝り固まった価値観は捨て、新たなことに挑戦すると、思わぬ釣果が得られるかもしれない。

 

ポイント選択

釣り方云々ももちろん大事なのだが、まずは魚がいるポイントでルアーを投げることが大前提となる。

 

体感だが、漁港は意外とライトゲームに向いていない。

 

目に見えるベイトが入っている場合はヒラアジの回遊が期待できるが、それ以外の場合はデイのライトゲームには向かない気がする。

 

理由としては、漁港内にはストラクチャーがないから。

 

やはり日中の魚あるいはベイトはストラクチャーについていることが多いので、そういった場所を探してみよう。

 

具体的には?

 

・リーフがらみのサーフ

 

・深場が絡む岬・ワンド

 

こういったところには、魚のストックがあるだろう。

 

・リーフがらみのサーフ

想像がつかないかもしれないので、googlemapから画像を拝借。

 

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 こういったポイントは、外洋系のカンモンハタやカスミアジ、ダツやアオリイカも好む場所。

 

深場が隣接する場所のほうが魚の寄りはいい。

 

参考動画。釣れた時、ことごとくカメラを回していないのはなぜ?

 

ミノーでダツ、エソ。ここでカスミ釣れた。

 

 

 

・深場が絡む岬・ワンド

奄美は山がちな地形で、溶岩質の斜面がそのまま海まで落ち込んでいる場所が多く、そういった地形がリアス状に展開されている場所が多い。

 

水深があるポイントなので、ブレイクをうまく絡めると、ヒットの確率は上がる。

 

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一例。ブレイクラインまでの距離は潮位によりだいぶ変わる。干潮時にはブレイクの先を打つのが容易になる。

 

養殖イケスがある場所も有望。養殖ができるということは潮通しの良い場所であるという証左だからだ。

 

大抵は射程距離には入らないが、当然だが絶対にいけすにルアーをひっかけることのない様にしたい。

 

イケス周りでなくても魚は釣れる。

 

参考動画。メタルジグでヤミハタ

 

 

 

 

こういったポイントのほか、マングローブ林も視野に入るが、実釣経験があまりないため紹介は遠慮しておく。

 

ただ、チヌの数はとんでもない。見えチヌだらけなので、狙う価値はあるかもしれない。

 

マングローブ周辺も、貴重なマングローブの木を傷つけたりすることがない様注意しよう。

 

 

さあ、このようなポイントをランガンしてみよう。

 

事前にgooglemapで探しておき、ランガンしながら打つと効率がいい。

 

googlemapを見ればわかるが、奄美はこういったポイントが星の数ほどある。

 

それだけ可能性のあるフィールドに富むということだ。