外房アジング、もとい、ムツング 1103
今回は、釣り場で知り合った後輩の(釣りにおいては先輩)daisukeくんとともに、外房へと繰り出した。
11/03深夜、バイト終わりのdaisukeくんをピックアップ。地元が一緒なのでものすごい楽だ。
今回は、いつもしている地元でのシーバス釣りから嗜好を変え、外房まで足を運びアジを釣ろうということに。
前日も外房でアジングをしていたその後輩の話によれば、アジのほか、カマス、ムツも好調とのこと。これは期待ができそう。
アジングのような繊細な釣りが元来苦手な僕、扱ったことのある一番細いラインはPE0.4号。
そして、番手の小さなリールを持っていなかったので、アマゾンで購入した3000円のリールを使うことに。
このリール、グリスを塗り替えたところ、心地よい回転の滑らかさを発揮してくれる。
ただ、ドラグ性能は値段相応で、設定値を高くすると、滑り出しが固い。
ここが心配だったが、極細エステルラインに応じた緩いドラグ設定ではなんら問題はなかった。
アジングはやりたいと思いながらも、繊細過ぎて自分だけで始めるのは不可能だと思っていたので、ちょうどいい機会だ。
さて、外房への遠征となると、いつぶりだろうか。9月中は館山で青物ばかり狙っていた。
外房遠征をなんとなく避けていたり理由は二つある。
一つは、遠いから。
館山であれば、高速を使ってしまえば、ひたすら一本道、1時間半もあれば到着してしまう。
しかし、勝浦となると、高速を使うメリットはほぼなく、暗く細い道を2時間半。機会費用ってやつが大きい。
そしてもう一つの理由は、怖いから。
館山は、前述したように、高速を使う。比較的視界は開け、交通量もある。
しかし、大多喜の峠を越えたあとの、勝浦・興津あるいは小湊などへと注ぐいくつかの道は、街灯すら見当たらない暗い道だ。
バイクで行ったときももちろんだが、車で一人、となると、バックミラーなど怖くて見れたものじゃない。
といったくだらない理由で、ご無沙汰していたが久々の外房遠征となった。
さて、まずは実績NO.1の有名港。実は初めて訪れたのだが、想像以上の人の多さだった。
真夏の自衛隊堤防ですらかすむような、人の密度。
トラブルは御免なので、前日ムツが釣れたというポイントへ移動することに。
こちらは人もまばら、先行者に挨拶し、入れさせてもらった。
明るくなるまでは、僕は港内を探ることに。
スロープ間際で小さな魚のボイルの湯なものが起こっているが、何を投げても反応することはなかった。
明るくなり、堤防に戻ると、ムツが釣れたとのこと。
横に並び、1gのジグヘッドを投げはじめる。
何よりまっすぐ投げるのに苦労した。
うーん、どのレンジを引いてるのか、ルアーがどういう動きをしているのかをなかなか把握できない。
ましてこの日は5m/s以上の風が吹いており、高い足場と相まってラインスラックが出てしまう。
ラインからの情報がほぼシャットアウトされてしまう状況。
それでも、糸を張るように努力し、アクションを加えフォールさせる。
隣ではdaisukeくんが毎投のようにムツを釣り上げている。
しばらくすると、フォール後のリトリーブで心地よいアタリ。
わりかし明確にアタリが出たので驚いた。
ドラグ音が心地よく鳴り響く。
上がったのは20cm弱のムツ。
ムツ自体は今までも釣ったことがあるが、こういうウルトラライトな釣りで釣り上げることができたのが嬉しい。
この日は活性も高く、リトリーブ中もアタリが出る。
ラインスラックをコントロールできず、小さなアタリをフッキングに持ち込めない。
それでも、フォールでティップに出たアタリを拾うことができた。
テイルウォークが気持ちよく曲がる。
余談だが、このテイルウォークのアジングロッドは、よく曲がるがバットパワーは十分で
PE0.4とこの竿で、ランカークラスの64cmのマゴチを釣り上げたこともある。
上がったのはまたしてもムツ。
このサカナバサミ?「アジングしてます」感があってよろしい。
その後はしばらく、毎投なにかしらの反応がある状況で、結局10匹ほど釣り上げることができた。
daisuke君は唯一の良型アジを含め20匹強か。
さすがである。
その後はアナハゼと戯れ、南房の港を廻りながら帰途に着いた。
ムツを捌き、炙り、唐揚げに。
血抜きをしてくれたお陰で、美味しく頂けた。
炙り用のバーナーを買おう。