190502 房総ロックショア
出たぞヒラスズキ、出ないぞ青物
長期休暇の楽しみ。帰省房総釣行。
釣具をたっぷり詰め込み、一路千葉へ。高校からの腐れ縁が君津出身のため、彼を送ったらそのまま富津へ。
アジングタックル片手に、スロープに溜まるチビメバ相手に、プラグの釣りを楽しんだ。オルガリップレス強し。ライジングミノー、使いどころわからない。
いつぶりのロックショア
最近、もっぱらライトゲーム。ハードな釣りをしていないなということで、ラテオを担いで房総ロードゴーイング。
青物の一発でも出やしないかと、磯へ立つことに。
しかし、沖にある低気圧の影響か、無風ながらうねりがすさまじい。そこまでハードな釣りは求めていないのよ...
立とうと目論んでいた立ち位置から10m以上後ろから怯えながらいろいろなルアーを投げていく。沖の潮は流れているものの、なかなか寄ってこない。
先端付近に立っている人が、夜明けに連発。見えた魚体はヒラスズキだろう。
左に立っている人が、そののちヒット。かなりのビッグファイトだ、まさか青物か?
しばし眺めていると、銀ピカの魚体。優にランカーのヒラスズキだった。
自分の立ち位置はものすごく中途半端で、濃いサラシができるわけでもなく、かといって沖までルアーは届かない。ここで時間を無駄にするわけにはいかぬ、と立ち位置を変えることに。
どうやら、先端のアングラーが上がった様子。うねりに注意しつつ、そちらへ。
真っ白なサラシが数秒間広がる。少々うねりの間隔が短く、ルアーを通しづらいところはあるが、ヒラスズキの香りが充満。先ほどまでアングラーがいたので、魚はいても簡単には口を使わぬだろう、と思っていた。
生憎、ヒラスズキで使えそうなルアーは細身のヘビーシンキングペンシルのみ。
立ち位置から10時の方向にあるサラシに、ルアーを投げ込む。
そのまま、うねりの寄せる力に任せ、寄ってきた分だけ糸を回収していると...ガツンとヒット。
ロッドが絞り込まれる。本当にクルトワ。
魚は立ち位置から右に向かって走り、根にラインが巻かれる。まずいと、ダッシュで磯を駆け、立ち位置を変更。
ゴリ巻きで寄せに掛かると、見えた魚体は想像より小さく。
最後はフィッシュグリップでランディングに成功。いぶし銀の美しい魚体は、目論み通りのヒラスズキだった。
60前後と、大きくはないが、やはりマルスズキより力強い。
蘇生しリリース。例のごとくクーラーボックスを持ってきていなかった。
釣り再開。うねりとサラシのタイミングを見て、思った通りのトレースができると...ゴンとヒット。するも、フッキングに至らず。
ヒラスズキ釣り、ハマりそう...
こんなに状況の良い日は中々ないだろう。もっと早く狙っておけばよかったと後悔するも、後の祭り。完全に日が昇り、魚の気配はなくなってしまった。
先端でルアーを投げていた人が、リーダーを組みなおしていたので話しかけてみた。すると、昨年この場所に来た際に、懇切丁寧にこの磯の特徴をレクチャーしてくれたアングラさんだった。向こうは覚えていないだろうが、僕は忘れていない。昨年会った時のことを話すと、照れくさそうにしていた。さらに、ここでの青物の釣り方や、タックルセッティングも教えてくれた。なんと優しい方だ。
また会ったらよろしくお願いしますと、別れを告げる。
互いに名も知らぬ釣り人の、不思議な縁が心地よい。
ロッド:ダイワ ラテオ100MH
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ヒットルアー
知多メバリング 2019春
知多春メバルcompilations
春告魚と書いてメバル。知多の釣り物として、アジと双璧をなすこの魚。
知多初年となった昨年、何度か知多メバルに取り組んだものの、豆メバルばかりだった。
今年は、自分の足でポイントを探していく釣りに取り組んだ結果、なんとなく知多で釣果を挙げるヒントをつかめた気がした。
少ない釣行数でも、毎回変わる要素や条件に気を配り、なぜ釣れたか、なぜ釣れなかったかを考えてみるのも面白い(釣れなかった釣行を振り返ることは滅多にしないが。)
2019.04.13
この日は日中強めの南風が吹き、夕方にかけ、多少落ち着く予報。
いままで入ったことのないポイントにエントリ。ここは南向きの釣り場で、風を正面から受けることになるが、これが吉と出るか凶と出るか。
想像していたより浅く、ジグ単でもカウント5ほどで着底してしまう。届く範囲では水深2mもないといったところか。ウィードが点在し、魚が寄る要素はあるようだが、いったい。
すぐに答えは出て、着水直後のスローリトリーブでいきなりそこそこサイズが飛び出す。
昨年の最大が15cm行かないくらいだったように記憶しているので、いきなりそれを超える魚。知多では、良型の部類だろう。
向かい風で表層のベイトが寄っているようで、潮位も相まって魚は岸に近い様子。
毎投の入れ食いを楽しむも、サイズは伸びず。
少し移動すると、ボトム付近でタケノコメバルがヒット。
なかなかの良型だった。このほかに、ガシラも数匹織り交ぜ、楽しい春メバルとなった。
プラグで釣りたいが、なかなか使いどころが分からない。ただ、ルアーそのものがかわいく、コレクション的な要素があるところに惹かれ、釣れもしないのにルアーだけ増えていく。
2019.04.16
この日は、先日とは打って変わってべた凪。そして干潮止まり付近での釣行となった。
予想していたものの、先日の高活性とは打って変わり、魚からの反応はなかなか得られず。
メバルの姿は全くなく、ボトムを探り、泣きのタケノコ、カサゴのみ。
同じ場所でも、状況が変わると釣果は大きく変わることを再認識。
2019.05.08
GWは、千葉にある実家に帰省。そちらではロックショアやメバル・ボートアジングをを楽しんだ。
GWも明け、気持ちの良い夜だったので、知多へ繰り出す。
この日は、潮位の高くなる時間を狙って釣行。南寄りの風も吹き、雰囲気はある。
常夜灯のあたる場所は、先行者の姿があり、魚のストックの少ないシャローエリアなので、ハイプレッシャーを憂慮し捨てる。
少し移動した、暗がりへ。
これが正解で、岸寄りに泡や漂流物が寄っているところを打っていくと、面白いように当たる。
しかもこの日は、アベレージサイズが大きく、17cm以上が10匹ほど釣れた。
そして、テトラに巻かれそうになりつつ、アジングロッドで抜き上げたこの魚。自分の中で、知多最大となる22cm!
いい魚に出会えた。
知多で良型といえど、某メーカのテスターは知多で尺近いメバルを連発している。
まだまだ場所の選定・釣り方にカイゼンの余地ありだ。来シーズンは、25upのメバルを目標にしたい。
シャローエリアの南知多では、フロートを使った釣りも武器になるだろう。苦手ではあったが、何回か試し、使い方が分かってきた。
さらに別の場所へエントリ。
こちらも人のプレッシャーを受けていないのだろう、毎投釣れるが、型は小さい。
タイミングが合えば良型が釣れそうな雰囲気はあった。
そんなこんなで、今シーズンは新たなテーマを持って取り組んだメバリングでした。
20190316~19 奄美 ルアー釣行
海は真冬 渋々奄美
さあやって来ました!おなじみ奄美釣行。
前回の奄美釣行から約2か月。相も変わらずの低水温期の遠征だが、いてもたってもいられずひとっ飛び。(鹿児島空港経由)
中部発着、スカイマークの魅力は、奄美での滞在時間が圧倒的に長いこと。
中部を朝7時に発ち、10時には奄美に到着。復路は、夕方18時ぐらいまで滞在することが可能。というわけで、なかなか休みを取れない社会人でも、土日のみでも長い時間楽しむことが十分に可能だ。
さて、後発の後輩たちを待つ間、目星をつけておいたリーフを打つことに。寒さの続く本土から来ると、暑いくらいの気温に、南国に来たことを実感。
目星をつけていたポイントは、この時の潮位だと、リーフは水没し、エッジまで出ることはできなさそう。遠投し探っていくものの、魚の気配は薄い。歩きながらさらに進んでいくと、水路のようなスリットを発見。リーフの切れ目にシンキングペンシルを沿わせると、水柱を立て魚が出る。が、一瞬ロッドティップにテンションを感じたものの、乗らず。恐らく、さほど大きくはないヒラアジだろう。その後は、一切魚の反応がなかった。イシガキダイ釣りのエサを獲っているという地元の少年曰く、「大潮干潮時に、エッジまで出る。夕マズメにカマジ(GT)が回遊してくる。昨年は25kgのGTをキャッチした!」と耳寄りな情報をゲット。どうやら、ワンド状にえぐれたエッジ部にベイトが入ると、GTの回遊が見られるらしい。
その後、ポイントを移動し、崖を歩きながらインリーフを打っていく。同じく小ぶりのシンキングペンシルで、チェイスを発見。鮮やかな色をしたそれは、ベラの仲間だろう。が、大きい。本土では想像もつかないくらい大きい。トゥイッチングで誘うと、じゃれるようにバイトしてきた。合わせるも、瞬間的なファイトでフックオフ。見えていたので合わせが速くなってしまったのか。
といった感じで、改めてポイント開拓をしたが、やはり自分の目・足で感じる情報の多さは貴重なものだと実感。
後発の後輩を迎えに行き、初めての奄美に心昂るBETTY氏をなだめつつ、リーフエッジへ。1投目、ポップクイーンに出た!ダツだが、良型で、そこそこ楽しませてくれた。
その後は誰にも何も起きず、
宿のある古仁屋に。荷物の整理もそこそこに、さっそく実績ある宇検方面へ。ここでは、アジングタックルで様々なターゲットを狙うことができる。早速...メッキがヒッ
常夜灯が作るシェードに目を凝らすと...魚影を発見。早速ヒットするも、すぐバレる。
BETTY氏がHIT!と同時に、心地よいドラグ音。念願の奄美ファーストターポンゲットである。群れで入ってはいるものの、スレるのが早く、一発勝負を強いられてしまう。
結局私は夜中、大した魚は釣れず。そのままもうすぐ夜明けを迎えるタイミングで、50mmのシンペンをテロテロ巻いているとヒット。やや引いた魚はターポンだった。 実は、初ターポンだったりする。(ターポンターポン読んでいるが、実際はターポンじゃないです)
さらに、まだ夜明け前。ガツンとヒットしたのはそこそこサイズのコトヒキ。よく引いて楽しませてくれた。
そのまま、朝マズメヒラアジの回遊を待っていたものの、全く気配はなく終了。昨年夏の大ボイルの幻想に取りつかれているが、そろそろ別のポイントを探すべきなのだろうか。
その後は、安パイなヤミハタポイント巡り...も、ダイスケ氏、私が釣れる中、BETTY氏大苦戦。ワインドは、感覚をつかむのが難しいのだろうか?
天気も良く、日が照っていたため、ロウニンアジを期待しつつスプーンで誘う。ボトム付近でガツンとヒット。ヤミハタより引く!一瞬ロウニンアジかと期待したものの、そこまですさまじい引きではない...
見えた魚影は赤い。サゴシよりはるかに臭い、ホウセキキントキである。しかもかなりの良型。
あわよくばロウニンアジ、と思っていたものの、残念ながら回遊に当たらず。
イヌカサゴ?初顔もこんにちは
春は海藻が大量発生し、地味に歩きづらくなる。滑るので、クロックスのようなシューズは帰って歩きづらい。ランガンを続けるも、いまいち。
結局、先の遠征でロウニンアジを釣ったポイント周辺で、回遊を信じ粘る。スプーンを遠投し、ボトムでスローに...すると、ヒット。この引きは、と確信。
PE0.6号でのスリリングなやり取りは、病みつきになる。見えたその姿は、美しい銀色、ロウニンアジだ。今回も50cmUPをキャッチすることができた。
群れでいるはず、と、BETTY氏・ダイスケ氏で狙う。BETTY氏にヒット!も、即ラインブレイク。良型だったようだ。残念。
やはり、回遊のタイミングに合わぬと魚の顔を見ることはできない様子。
あまりに渋いので、気になっていたポイントを打っていくことに。
すごいきれい。海中に、円形のクレーターのようなものが見えたが、隕石衝突の名残だろうか?
後輩2人は渋さと疲労で、歩く気にならぬようだ。しかし、奄美では足で稼ぐのが正解と知っている私は、一人、奥へ、奥へ。
ゴロタのサーフを打ちながら波打ち際を歩いていると、チヌが足元から逃げる様子が見えた。これは、と思い、唯一持ち合わせていた、チヌに使えそうなSPM70をセット。
チヌのテーリングを目視し、その先へキャスト。波打ち際、水深20㎝もないようなところを、フックがボトムにごつごつ当たるのを感じながらリトリーブ。
少し突き出た岩に当たる直前で、ドカンとバイト、乗らず。しかし、これ以上はリトリーブできない!と、そのままステイしてみる。ボトムステイさせ、波の動きに任せていると、ティップが引っ張られたので、合わせる。浅瀬を駆け回るパワフルファイト。
正直、チヌってこんなに引くのか、と驚いた。慌てたこともあり、フックアウトしてしまう。回収したルアーを見ると..フックがぐちゃぐちゃになっているではないか。
噂には聞いていたものの、チヌのあごの強さは相当なものの様子。
フックを交換し、さらに奥へ。中腰で、チヌに気づかれぬよう進んでいく。
満潮で、水に浸かった貝や甲殻類を狙っているのだろうか?同じようにシャローにキャストし、ただ巻きしてくると、ヒット。こちらは、左右に走り回り、障害物にラインをこすりつけてくる。突き出た磯を回り込まれてしまった。ダッシュで追いかけるも、ラインを手繰っていくと、足元の岩場に続く。ハタかよ、と突っ込みを入れつつ、5分ほど待つ。も、動いてくれぬ。しびれを切らした私は、やや強引にロッドをあおる。と、ルアーが跳んできた。同時に逃げていく良型のチヌ。帰ってきたルアーを見ると、鱗がついていた。ミスバイトでスレ掛していたのか。どおりで主導権を握れなかったわけだ。
それにしても、このドシャローのチヌゲーム、最高に面白い。もう1投。
ガツン、と強いバイト。ここで合わせてはだめだ。イメージは、メバルのワーミング。当たっても、巻き続ける。重みが乗ったところで、一発大きな合わせをくれてやる。
すると、ヒット。すごい引きだ。シャローで走る魚とのファイトは、平面的が故非常に楽しい。なんとか寄せ、キャッチに成功!
魚体が真っすぐになっていないので小さく見えてしまうが、40cmほどだろう。パワフルな魚だ。
4ヒットのうち、この1匹のみしかキャッチできなかったのは悔しいが、正直イメージのなかったチヌゲームについて、自分の中でなんとなく見えてきた。再挑戦するとしよう。
帰ってきたルアーのフックはぐちゃぐちゃだった。太軸のフックに換えよう。
翌朝マズメ、ターポンから始まるも、相変わらず渋い。オキフエダイなどをゲットするも、イマイチ盛り上がらず。このあたりから、BETTY氏は南国の難しさを感じていたようだ。
この日も、朝マズメのヒラアジの回遊は見受けられず。(メッキサイズのみ)
昼前のロウニンアジを狙いに行くも、こちらもまさかのスカ。前日と同じく、良型キントキのほかは、いつものヤミハタだった。
チヌのポイントに行ってみるも、爆風でシャローに魚が入っている様子はなく。
風裏まで歩き、磯場でライトワインド。ヤミハタがそこそこ釣れた。結構引いたのは、良い型のオジサン。見た目にそぐわず、結構運動能力は高い。
このあと、このワンド内に一瞬だけスマが回遊して、ボイルを発生させた。急いでシンペンに付け替え狙うも、時すでに遅し。
夜は爆風で、釣りはなし。居酒屋へ..と思うも、奄美の週末、居酒屋はどこも込み合う。予約し、それまでの時間は、土産屋や鮮魚店へ。
鮮魚店では、2kgほどのアオリイカが7000円で売られていたり、巨大カマスが売られていたりと、後輩2人は興味津々。個人的には、大好きなアオチビキ(オオマツ)の刺身を食べたく、購入。さらに、養殖が盛んな本マグロの生大トロ、スマの刺身を購入し、宿に帰る。居酒屋の予約時間までの0次会だ。どれも本当においしく、2人もアオチビキを気に入ってくれたらしい。
その後は奄美でよく行く居酒屋で、釣り談議に花を咲かせる。BETTY氏、知らぬ間にKO。
最終日、特になんもなく、2人は飛行機の時間。
私は一人で、あまり足を延ばしたことのない、中部東岸へ。ショアGTやカスミアジのポイントになりそうな場所を探していく。途中、港でルアーを投げるも、特に何もなし。
やはり、ライトゲームなら南部が圧倒的に魚影が濃い。
そんなこんなで、渋かったものの、存分に楽しむことのできた奄美でした。