知多アジング 0908 0910
幻の知多アジ
0908
どうにも魚の少ない知多。そんな知多でも、どうやらアジングが成立するらしい、という情報は前から耳にしていた。
しかし、休日を使う釣りでは、近場の知多より遠くの敦賀、和歌山などを選んできた。
毎回片道2時間以上の遠征では、破産不可避。
非常に充実した奄美遠征を終え、休日は友人や同期と出かけることが増え、釣りから遠ざかっていた。
しかし、先日車にロッドホルダーを装備したことで、奄美以降低下していたモチベーションをどうにか取り戻すことに成功した。
ということで、重い腰を上げ、本来性に合わない、「釣れるかわからぬ釣り」に挑戦することにした。
初夏に通ったおかげで、ある程度常夜灯の灯る港の見当はついていた。
とはいえ、房総と違い、ターゲットとなりうる漁港の数は両の手に足る。
ランガンしていれば、どこかで出会えるだろうと楽観的。
雨が降りしきる夕方、色濃くなった秋の気配を体で感じながら、南進。
一か所目は、煌々と灯る常夜灯の下が騒がしい。
小さなベイトが時折水面から飛び出し逃げるさまが見える。
足元の明暗に見える魚影は、セイゴのもののようだった。
早速ワームを通すと、あっさりヒットしたのはやはりセイゴ。
表層は彼らの縄張りのようだとボトムまで丁寧に探るが反応なし。
しばらく粘ったがアジの気配はなく、移動。
2か所目はエサ釣り師やアジンガーがおり、期待が持てる。
が、釣れている様子はない。
0.7gから探ると、あっさり着底するので水深はない様子。
こちらにも小さなベイトはいるが、アジのアタリはないのでボトムまで。
ボトムをトレースするように丁寧に探っていると、アジ特有のアタリ。
さすがにメアジの感触残る手には物足りないが、初の知多産アジにしばし感動。
大きさは12,3cmといったところか。
この1匹で勢いづくかと思われたが、次のアタリは一向に訪れず。
周りが釣れぬ中釣れたのは嬉しいが、これではまぐれ。
どうにかもう1匹追加したが、雷鳴が響き始めたのでそそくさと退散したのであった。
0910
京都への旅行から帰った代休。残りの休みを存分に楽しんでやろうと、いまだぐずつく天気の中繰り出したのはまたしても知多。
次の日の仕事を考えれば、釣りのできる時間は短い。
釣果の確実性を考えて、前日と同じポイントに入ることに。
別の常夜灯の下では、狭くなった沖堤防との間を、激流が流れる。
ヨレに味がついているかもとワームを送り出すが、セイゴの姿しか確認できず。
結局先日と同様の常夜灯の下で打つことに。
するとしばらくののち、ヒット。
先日と同じサイズ。知多には15cm以上のアジは存在しない(断言)
このあともヒットしたがばらす。
ともあれ、魚はいるはず、とあの手この手でアタリを引き出そうとするも、結局以後アタリはなく。
結果的に幸先よく釣れた1匹によって、この場所にくぎ付けにされてしまった。
新たな地でのアジングは苦労も重なるが、どうやら別のポイントが調子が良い様子。
また明後日、リベンジの知多アジングに繰り出す予定だ。
奄美遠征④ 0820
締めの4日目
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4日目の朝。
大寝坊をかまし、急いでポイントへ向かう。
この3日で分かったが、このポイントは必ず魚が回ってくる。
今日はボイルがほとんど見られない。
それでもたまに出るボイルを打ち狙うと、チェイス、も食わせきれず。
見えた魚体は、オニヒラアジあるいはギンガメアジだった。
なかなか渋い展開で、結局8時ごろまでノーバイト。
その後、テトラの方でボイルが散発し始めたので移動し陣取る。
ボイルをピンで打つが、トップには出てくれない。
そこで、小さな鉄板に変えたところ、目の前でオニヒラアジがヒットしたが、うまくフッキングせず。
その後は見切られ、食わない展開が続いた。
水門へ移動し、今度はシンキングミノー、ハードコアTTリップレスに変え、トゥイッチを織り交ぜダートさせながら誘っていると、ヒット。
この日初めての魚は、ディアルーナをバットから曲げてくれた好ファイターだった。
この日は、ドラグをかなり締めてみたが、ロッドのポテンシャルを生かせるうえ、ファイト時間も短くなるので良いかなと感じた。
同じようなサイズのカスミアジも横をついてくる。
体を横にしてテトラの方に向かう魚を無理やり浮かせ、抜き上げ。
上がったのは45㎝ほどのロウニンアジ。
今回はたくさんのロウニンアジが釣れてうれしい。
今日はトップの日ではなかった。固執せず、早めにルアーチェンジしてみるべきだったか。
それにしてもこのTTリップレスは強い。
今日はトップの日じゃなかった!!
— イガネエ (@igrs__official) August 19, 2018
TTリップレスで2本
ロウニンとオニヒラ pic.twitter.com/wI1HGz01qp
続けてヒット。
先ほどよりもすんなり上がってきたのは40㎝ないくらいのオニヒラアジだった。
やはり、比べてみると顔つきや体高がかなり異なる。
オニヒラアジの体高が低いのは、浅場での捕食に適応したからだとか。
同時に時合が終わったようで、以降のアタリはなかった。
南部での釣りを切り上げ、リーフのある北部へ向かう。
リーフエッジでの釣りを目論んでいたが、潮位とウネリにより、とてもできるような状況ではなかった。
空港近くのお手軽サーフで、ダツとカンモンハタを狙うことにする。
ヨーヅリ、3Dインショアポッパーで狙っていると、期待通りヒットしてくれたのはダツ。
やけにきれいなダツだった。
反応がないので、スプーンに変える。
日が照ってきたので、フラッシングの効果も最大限に生かされるだろう。
と、ルアーの後ろをチェイスする影が見えた。
緑掛かったその魚体は、おそらくタマンかカスミアジだっただろう、しかし食わせきれず。
その後はボトム付近を探ると、思惑通りのヒット。
根に潜ろうとしたのはカンモンハタ。シーバスタックルでも最初は楽しませてくれる。
青い空と青い海。そこでルアーを放るだけで、心は満たされる。
もう1匹、今度は良型を追加。
もう数匹追加し、名残惜しいが、これにて奄美での釣りを終えることにした。
締めはリーフでしょ!
— イガネエ (@igrs__official) August 19, 2018
期待を裏切らないダツくんと
そこそこサイズのカンモンハタ×2! pic.twitter.com/XgPcUTahtj
奄美遠征③ 0818
小休止、3日目
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さあ、前日、60upのオニヒラアジを手にしたポイントまで向かう。
さすがに南西諸島、日が昇るのは遅い。
まだ東の空が白み始めたばかりの暗闇の中、僕は前日ロウニンアジをゲットした水門に陣取る。
暗いが、まれにボイルが発生する音が聞こえてくる。
この日は、水門からの流れ、その脇に魚が待ち構えていると想像し、そのコースを中心に攻めてみることに。
この日も選んだルアーはジンペン、トップウォーターだ。
しばらく投げていると、ふいにルアーの後ろに波紋が出る。
チェイスだ、と身構える次の瞬間、ルアーがひったくられる。
しっかりフッキングした。ヒラアジ特有の強い引きは何度味わっても良いものだ。
ポンピングして寄せる。テトラに向かって走る魚をいなし、浮かせネットイン。
頭部が大きく、立派なGTになりそうなロウニンアジ。
小さくとも、その風格は気品すら感じさせる。
丁重にリリースし、狙い続ける。
空も白み始め、ベイトの存在も目視できた。この日も小さなベイトだ。
ボイル近くを打つと、テトラ際、水深50㎝ほどのところで出た。
またしてもロウニンアジ。こちらは40㎝あるなしといったところだ。
ナンセンスな比較になってしまうが、このサイズのロウニンアジでも、70upのシーバスと同等の引きの強さを見せてくれ、とても楽しめる。
シーバスタックルをぶち曲げてくれる、好敵手だ。
いつか成長した彼ら、GTを釣ってみたいものだ。
この日はオニヒラアジの回遊がない様子で、明るくなっても、前日のような大規模なボイルは見られない。
水門付近でも気配がなくなったので、港内の様子を見に行く。
すると、港内の浅瀬でボイルが見えた。
先ほどのヒットでジンペンは再び割れてしまったので、代わりとなるレッドペッパーを送り出す。
このルアーは安価ながら、操作しやすい。ジンペンをひいきにしているが、このルアーをファーストチョイスにしても遜色ない釣果をあげてくれるのでは、と期待している。
魚に影を見せぬようかがんで近づき、キャスト。
1ダイブ目で派手に出た。浅いのでよく引く。
引きは強くとも重量はない。一息に抜き上げる。
なんと、レッドペッパーを丸呑み。居る魚は活性が高いようだ。
フックを外し、リリース。
持ち帰り、行きつけの居酒屋で調理してもらおうと思っていたが、最終日のフライトが遅れることが決まり、1日予定を前倒し帰ろうと考えていたので魚はリリースしてしまった。
結局この日の便は満席となってしまい、当初の予定で釣りを楽しむことに。
奄美出身のフォロワさんが帰省中ということで、しばし釣りを楽しんだ。
わざわざ遠くまで来ていただいて感謝だ。
前日のメッキポイントでメッキを数釣りしたが、それ以外の場所では日が高くなっていたこともあり渋く、炎天下に人間もダウン。
短い間ではあったが、楽しめた。次はオオクチユゴイ釣りに同行させていただきたい!
豚角煮を堪能し、昼寝。
朝マズメ①!
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
今日は昨日から打って変わって渋々
ため池からの排水口、流れてくるベイトを待ち構えるロウニンアジ×2!!
どちらも40ちょうどくらい
どっちもジンペン pic.twitter.com/b2jwaxjkFu
朝マズメ②
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
港内でボイルしてるぞ!
ジンペン割れたのでレッドペッパーで😎😎
これも同サイズ
奄美出身のフォロワさんが合流したけど一足遅かった…残念でした pic.twitter.com/1S2r66H0w5
うまい、うますぎる
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
虹の始まり見ました pic.twitter.com/QWtraZ1TCC
サイズもそこそこのものが多く、楽しませてもらった。
ヤミハタちゃんかわいい pic.twitter.com/bXnhYfszAU
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
この後西進しカスミアジを狙うものの、思ったような反応は得られず。結局夕マズメにロウニンアジが回ってくるポイントへ。
春に来た際はイナッコの群れが入り、それを追い回すロウニンアジの子供やGTまで姿を見せた。
今回はイナッコの気配がなく、朝マズメに別の場所で見た小さなベイトが確認できたのみ。
期待できないな、と気落ちしていると、突如として沖合150mほどでナブラが発生。
そのスケールたるや、筆舌に尽くしがたく、とにかく圧倒された。
イメージとしては、ソウダガツオの大規模なナブラ。その大きさや迫力を10~20倍にしたようなイメージ。明らかにマグロのそれだった。
まさか湾内でマグロのナブラに出会うとは思ってもいなかった。
圧倒されすぎて時すでに遅し、撮影を始めたときには沈んでしまった。
湾内でマグロナブラ立ってて草
— イガネエ (@igrs__official) August 18, 2018
圧倒され過ぎて動画間に合わなかった pic.twitter.com/nTtwhPb4sy
あらためて奄美のポテンシャルを感じた一幕だった。
手前で時折ボイルが起きるが、何を投げてもヒットせず。
目を凝らすと見えたのは、サバの仲間、グルクマだった。
ルアーへの反応がめっぽう悪く、食わないのもうなづける。
このポイントは夏はいまいちなのだろうか、また来てみたい。
この日は夜の部はなし。お祭りにどこか浮ついた港街で、父親と二人盃を交わす。
こういう夜も、また良いものだ。